健康美肌通信:待合室こぼれ話
守備範囲が広い『形成外科』の診療、診察室で先生に質問するのは気が引けるけど・・・と
待合室ではいろいろなことを聞かれます!そんなアレコレをご紹介します
形成外科ならキズ痕は残りませんと言われました
他院を受診しキズ痕についての心配を相談されると『形成外科に行けばキズ痕は残らない』と言われることが多くあるようです
残念ながらキズ痕がなくなることはありません
ケガやヤケドをしたり、できものを切除したりすると必ずキズ痕は残ります
目立つキズ痕として残るのか、あまり目立たたないキズ痕なのか、
キズ痕にも程度がありますが、全くなかったことにはなりません
まずは治すことが大切です
特にお子さんがケガをした時に多くみられますが
ケガをした直後からキズ痕について心配され多くの質問をされることがよくあります
ケガの状況、治り方、治るまでに要した時間でキズ痕の程度が変わりますので
まずは適切にキズを治すことが大切です
また、キズの場所、体質によっても変わってきますので注意が必要です
患者さんのご協力も大切な要素です
ケガやヤケド、手術で切除したキズが治った後、キズ痕は少しづつ変化していきます
このときキズ痕がどう変化していくのかを理解しご自身で気を付けて頂くことも
目立つキズ痕として残さないためにはとても重要です
できものやホクロを切除する場合も同様です
ケガやヤケドに限らず、できものやホクロを取り除くことを希望される方も多く受診されますが
手術やレーザーで取り除く場合も、正常な皮膚にキズを作りますのでキズ痕は残ります
目立つキズ痕にならないよう専門的な知識を駆使し治療しますが、
いろいろな要素によって目立つキズ痕になって残る可能性があることを理解して頂くことが大切です