つぶやきジローの隠れ部屋


当院も開院して早や2年半が経ちました。
スキンケア・イオン導入・各種レーザー治療などで、多くの方々のさまざまなお肌の悩みに向き合ってきました。
特に炭酸ガスレーザーのエコツーによるフラクショナル照射は、ニキビ・ニキビ痕、毛穴・しわ・たるみなどを改善させる効果が非常に高い反面、ダウンタイムも長いので、気軽に照射ができないのも事実でした。



今回は、なんと!





ツリウムレーザーをフラクショナル照射して表皮に空洞をつくり、その隙間に高機能の美容液を浸透させる画期的な美容液導入プログラム【ラセムド】を、南九州で初めて導入する予定となりました!!




その効果はイオン導入より美容成分の浸透率が倍以上、それなのにダウンタイムはほとんどないという画期的なもの(^ω^)




導入日程が決まり次第、もっと詳しい情報をお知らせいたしますので楽しみにお待ちくださいね~~~(^O^)/
新しい技術ってワクワクしますね~^^



う~~~~ん・・・・


今からの季節、紫外線の量は真夏と変わらなくなってきます。
お肌の紫外線対策はもちろんのこと、眼の紫外線対策はやっていますか??
紫外線対策といえば、ほとんどの方が肌にたいするものと考えがちですが、眼にとっても重要なことなんです!



たとえば急性の紫外線角膜炎や、慢性の翼状片・白内障など、いろんな眼病の原因にもなっています。

そして、なんと!!

マウスを用いて行った実験で、眼から侵入した紫外線が原因でメラニンが生成され、肌が日焼けするという結果が確認されました。眼が強い紫外線を感知すると、脳が周囲の日差しが強いと判断し、身体を守るためにメラニンを生成するというメカニズムだと考えられています。

人間の身体でも同様の作用が起こる可能性は否定できず、眼から入る紫外線にも十分な注意を払う必要があるのです。
眼を日差しから守るものといえば、サングラスがすぐに思いつきますよね
ただサングラスと言っても、色が濃ければ濃いほど良いというものではないんですよ(^_-)-☆


眼の紫外線ばく露は、帽子をかぶることで約20%カットされると言われていますが、一般的に高機能とされている紫外線カットサングラスやメガネを着用することで、帽子をかぶった時よりも4倍以上カットできると言われています。



帽子もツバがあって日差しを全方向からさえぎるタイプのほうが、顔の紫外線対策としては理想的です(^ω^)



あなたも帽子とサングラスで完璧なUVカッター(勝手に創った造語です('◇')ゞ)を目指しましょう!!!


室内ならこれでも大丈夫、かな?


手のひらや足の裏、わきの下は誰でも緊張すれば汗が出るもの。
クールに見えるネコでさえ、緊張すると足跡が着くくらい肉球に発汗するんですよ^^


でも、その程度によっては日常生活の妨げになるほどで、本人にとっては非常に深刻な問題になります。

多汗症ってご存知ですか?

多汗症には、全身の汗が増加する『全身性多汗症』と体の一部に汗が増える『局所多汗症』というものがあります。

さらにははっきりした原因のわからない原発性といわれるものと、感染症や内分泌代謝の異常、神経疾患や神経障害などの原因がある程度はっきりしているものとに分類されます。

原発性局所多汗症とは、手のひら・足の裏・わきという限局した部位から両側性に過剰な発汗を認める疾患です。最近の分類では頭部や顔面にも多汗症があるとされています。

発汗を促す交感神経が通常より興奮しやすいためともいわれていますが、まだはっきりしたことはわかっていません。

幼少期または思春期頃に発症し、手のひら・足の裏は精神的緊張で多量の発汗があり、なかには滴り落ちるほど重症の場合もあります。

本人にとっては、紙のページが破けてめくれない・人と握手や手をつなぐことができない、電気機器が壊れるので触れないなど深刻な悩みとなったりします。



腋窩(わき)は精神的緊張や温熱刺激により左右対称性に多汗となり、下着やシャツにしみができるほどになります。

顔・頭の場合は熱いものの摂取後やストレスにより洗髪・洗顔後のような状態に汗が滴り落ちることがあり、対人関係に支障をきたし、いずれの場合も、ひどい場合は引きこもりになることさえあるようです。



手足の多汗と腋窩(わき)の多汗は合併することもあります。

また遺伝的な要素もある程度の割合で関わりがあると言われています。

約10年前の全国疫学調査で、原発性手掌多汗症患者さんの有病率は人口の約5.3%(足底2.8% 腋窩5.7% 頭部4.7%)と高い割合であること、そのうち医療機関にかかる割合は1割以下であることなどが明らかになりました。

手足・わきの汗で悩んでいても、なかなか病院を受診しづらいというのが実情なんでしょうね;;

治療としては次のようなものがあります。

①塩化アルミニウム水溶液の外用(すべての部位に適応)

塩化アルミニウム水溶液を、単純に塗布または手足の場合は塗布後にラップや手袋・袋などで密封して使用します。



汗の出口に蓋をすることで汗が出にくくなるようにしていきます。

②イオントフォレーシス(手・足に適応)
イオントフォレーシスは、多汗症の部位を水道水に浸し、それに微弱電流を流す療法です。水に非常に弱い電気を流して生じた水素イオンが汗を出す細胞に作用し、汗を作れなくします。

③ボツリヌス毒素の局所注射療法(腋窩は重症の場合保険適応、他部位は保険適応なし)

④手術:胸腔鏡下胸部交感神経遮断術(手に適応)

⑤内服療法

⑥その他:精神療法・レーザー治療・神経ブロックなど

2015年度版の多汗症の治療ガイドラインでエビデンス(治療における根拠)が高いとされているものは①②であり、③④は症例を選べば効果が高く、⑤⑥は他に治療がなければ試してみてよいものとなっています。

①の塩化アルミニウム水溶液の外用は、すべての多汗症に有効かつ簡便な方法なので、まずはやってみる価値がある治療法と思われます。
②については特殊な機械が必要なため、受診前に治療が可能かどうかを皮膚科・美容皮膚科などに問い合わせてみると良いと思います。

たかが汗、されど汗。



『多汗症』と診断されるほどひどくない場合でも、汗をかくこと・その汗が臭ってしまうことは誰でも気になりますよね^^;

当院では塩化アルミニウム水溶液を院内製剤として作成・販売しています。



皮膚が弱くてカブレなどが心配な場合も、塩化アルミニウムの濃度を調整することができるし、カブレた場合もその治療を併せてできるのでお気軽にご相談くださいね^^

『多汗症』と診断されなくても使用できますよ~

汗でお悩みの方は、ぜひ一度おためしください!!




ラドンを含む「天然温泉」は、古来よりラジウム温泉と呼びます。

ではラドンとは何かということになるのですが、ラドン(Radon)とは、ラジウムという金属から発生した気体で脂肪に溶けやすく、呼吸器と皮膚を通して体内にとりこまれます。呼吸器からの吸収は気体中の濃度、皮膚からの吸収量は、浴水温度が高いほど、また皮膚の血流量が多いほど増加します。

体内に吸収されたラドンは、血液に入って全身を回ります。ラドンは脂肪が多い副腎皮質、脾臓、皮下脂肪、赤血球などに多く集まります。そのため、特に副腎皮質や脳下垂体の機能を強めるとされています。

また、関節リウマチや運動器疾患の患者の痛みを和らげるとされていますが、これは、ラドンが特に脂質の多い神経の髄鞘(ずいしょう)に作用するためと言われています。

ラジウム温泉は秋田の玉川温泉や岡山の三朝温泉などが全国的に有名ですが、いろいろな病に効果があると湯治に訪れる人は後を絶たないそうです。

ただ心配なのは低線量とはいえ、放射線を浴びても大丈夫だろうか・・ということです。
放射線を浴びると白血病や癌になるというイメージがあります。
少量であれば放射線を被爆しても自然に回復しますが、ある一定以上被爆をすると健康に影響がでるようになります。だいたいの目安としては次の通り。

500ミリシーベルト以上-白血球が減少
1000ミリシーベルト以上-悪心・嘔吐・倦怠感などの自覚症状
4000ミリシーベルト以上-全身に浴びると被爆した半数以上が死亡

次に日常で浴びる放射線について。
よく言われているのが、レントゲンやCTなどの治療です。

これらの検査での被ばく量は

胸部X線検査・・・0.05ミリシーベルト
腹部X線検査・・・0.6ミリシーベルト
マンモグラフィー検査・・・0.1ミリシーベルト
バリウム検査・・・2.0ミリシーベルト
頭部CT検査・・・0.5~1.5ミリシーベルト
胸部CT検査・・・7.0ミリシーベルト

ではラジウム温泉はどれぐらいの被爆量かというと
0.3~15マイクロシーベルト/時です。

ラジウム温泉によって多い少ないはありますが、たとえ10倍ぐらいになっても1ミリシーベルトには全くいかない被爆量なのです。
健康障害が出るような被爆量ではありませんので、ラジウム温泉は安全であると言えるでしょう。

そしなんと!!

1992年のデータですが三朝温泉の地域に住む人の癌の発生率は全国平均の半分と報告されたそうですよ。

世界屈指のラジウム温泉|三朝温泉旅館協同組合

世界屈指のラジウム温泉│自然治癒力を高めるホルミシス効果を与える世界屈指のラドン含有量ラジウム温泉で数多くの方に愛され続けている三朝温泉は、宿泊・観光に最適、湯治場で有名。食も松葉蟹を始め、山海の幸に恵まれています。│三朝温泉の宿泊・観光ポータルサイト...

自然・人工放射線からの被爆線量をもっと詳しく知りたい方は、環境省の資料を参考にしてくださいませ^^
http://www.env.go.jp/chemi/rhm/kisoshiryo/attach/201510mat1s-01-6.pdf

ラドンは血液を巡り全身の細胞などを刺激します。さらには体内から活性酸素を消去する抗酸化物質SODなどの働きを高めることもわかってきました。

ということは普通の温泉にも増して、健康・美容効果が期待できそうですね~~

桜島天然ラドン たまゆら | A−Z公式ホームページ
A−Zあくね・A-Zかわなべ・A-Zはやと丨鹿児島発大型スーパーセンター...

そしてそんな素晴らしい効果のラドンを、A-Zはやと内の施設「桜島天然ラドン『たまゆら』」で岩盤浴として体験できます!しかも天然ラジウム温泉にも負けない高濃度!!



にんにく注射でも完全には流せなかったワタクシの溜まった肩こりと疲労が、一気に流れ出ていきましたよ~





「白癬(はくせん)」は皮膚糸状菌という真菌(いわゆるカビ)によって生じる感染症です。

そして、この皮膚糸状菌(以降は便宜的に白癬菌と呼びます )が爪の部分に感染した状態を「爪白癬」といいます。

ちなみに「水虫(みずむし)」という呼び方は足にできた白癬の俗称で、田圃で仕事をしている農民が自分の足に小水疱ができてムズムズして非常に痒いのを田圃の水の中にいる虫に刺されたと思い込んだことに由来します。

他に股部白癬は「インキンタムシ」、頭部白癬は「シラクモ」、体部白癬は「ゼニタムシ」と呼ばれることがあり、その由来も・・なんとなく音の響きで想像できますよね~(*^。^*)

白癬菌はケラチンというタンパクを栄養源とするので、ケラチンが多く存在する皮膚の表面の角層に住み着きます。爪は角層が変化したものだから白癬菌が住み着き「爪白癬」になってしまうんです。



水虫を長く放置しておくと、いつの間にか爪白癬になっていることは珍しくありません。




水虫は見た目の症状から

①小さな水ぶくれができて皮がむける『小水疱型』
②足の指の間が白くふやけたり皮がむける『趾間型』
③かかとまたは足裏全体がヒビ・あかぎれのようになって皮膚が厚くて硬くなる『角質増殖型』または『角化型』
の3つのタイプに分けられます。

①②は暖かくなると症状がでて涼しくなると自然と症状が治まってきますが、③は年間を通して変わらず、むしろ冬期にはひび割れて痛くなることもあります。

例えば酢を使った民間治療で治った!なんて方は、たまたま涼しい季節になり白癬菌の活動が低下したことを勘違いしていることが多いようです(ごく初期や軽度の水虫は本当に治ることもあるようですよ(^_-)-☆)

水虫は感染症なので、当然うつるんです!!



ただ接触した瞬間にうつるとか、絶対に治らないとかはありません!
正しく対処していればうつりにくいし、しっかり治療をすれば必ず治ります^^
「水虫=かゆい」というイメージがありますが、実際に痒みがあるのは1-2割程度で、しかも夏期以外は痒くない場合が多いので、自分が水虫になっていることに気づかないで治療せず、そのまま感染源になっている方がたくさん・・・・
そして爪白癬は痒くなることがありません。
爪白癬の症状で一番多いのは、爪が白~黄色に濁って厚くなることです。そしてさらには爪の下(中?)がボロボロになって粉をふいたようになるのも特徴です。


通常は爪の先から変化が始まり、徐々に根元のほうに広がっていきます。
時には爪の先から縦に黄白色の筋ができることもあります。
変性が進んで陥入爪や巻き爪になったり分厚くなることで、痛みが出たり歩きにくい状態になってしまいます。
恐ろしいことに日本の疫学的な調査では5人に1人は水虫で、10人に1人は爪白癬があるという報告もあります。
水虫と爪白癬は年齢が上がるに従い頻度が増えて、特に爪白癬は、アメリカでは60歳以上の4割がかかっているというデータもあります。
だからこそ、うつらないための自衛策や家族にうつさないための防衛策をしっかり覚えておきましょう!
白癬菌が皮膚内に侵入し感染が成立するまでに最低24時間、キズがある場合は12時間くらいで感染すると言われています。
ですから知らない間に白癬菌に接触していても、健康な皮膚なら24時間以内にきれいに洗えれば感染を防ぐことができます
でも、ゴシゴシ洗いをしていると皮膚に小さいキズができ、かえって感染する危険性が高まります。手も足も顔と同じく、スキンケアの基本である泡立てて優しく洗うことをお勧めします(*^-^*)


靴下・靴を履くようにしましょう。時間の余裕がない時には、自宅に帰ってから足だけゆっくり洗うと良いでしょう^^
同様に不特定多数の人が使用したスリッパなどの履物にも注意しましょうね~
水虫の方が家にいる場合は、もちろん治療をしていることが前提ですが、家族との足ふきマットや履物の共用を避けて、できれば専用のスリッパなどを使用して白癬菌を床や畳にばらまかないようにしつつ、専用の履物や靴をこまめに洗ったり干したりすることで水虫の方自身に再感染をしないように工夫することも必要です。
いろいろ工夫していたのにうつってしまった場合は、あきらめて治療を始めましょう!
水虫治療の基本は塗り薬になります。
一方で、以前は爪白癬にたいして塗り薬は効果がほとんどなく、抗真菌剤の内服が必要でした。
この内服薬、効果は優れているのに他の薬剤との飲み合わせの問題や重篤な副作用を起こす可能性があり、また飲み方もスケジュールが決まっていて効果が出るまで長期間かかるメンドクサイものでした。(追加:2018年に今までより短期間で効果の出る内服薬が発売されました!!)
ところがここ数年で爪の厚い角質にも効果がある塗り薬が登場して、とても治療がしやすくなりました!(^^)!
通常の水虫は、ちゃんと塗り薬を使えば数週間で改善してきますが、自覚症状が改善していても角質内の白癬菌は完全には消失していないことが多く、また家族や自身がバラまいた白癬菌の再感染もありますので、しっかり治るまで治療を継続しなければなりません。
爪白癬は内服でも外用でも薬の効果があれば徐々に爪がきれいになってきます。



各人の爪の伸びる速さでも変わってきますが、1-2年がかりと治療期間はかなり長くなってしまうことがほとんどです。
だからこそ爪白癬にならないように、しっかり水虫を治すことが大事になります。
水虫も爪白癬も、見ただけでは紛らわしい別の疾患のこともあり、外見だけでは医師でさえ判別できないこともあります。

検査は検体を採取して顕微鏡で確認するだけなので、気になる症状のあるかたは、ぜひ近くの皮膚科などを受診することをお勧めします!!