そもそも『アンチエイジング』って、どういう意味?
みなさん、「アンチエイジング」ってTVや雑誌でよく聞かれますが、実際どういう意味かご存じですか?
私も、きちんとした答えを言えず「お肌に年齢を感じたら使うスキンケア」位の考えであいまいなものでした。
いろいろ調べてみると、知らないことばかりだったのでみなさんへ紹介させていただきますね。
アンチエイジングとは・・・
「アンチ」の意味は反対、「エイジング」の意味は加齢。日本語にすると抗老化または抗加齢。
加齢による身体的な症状を改善または予防するということで、老化を止めるという訳ではありません。また、肌・皮膚だけではなく脳・血管・筋肉など全身の事を指します。
そのため、アンチエイジングで行う様々な目的は「老化を予防する」または「老化のスピードを遅らせるために行うこと」なんだそうです。
いつ頃から始めたらいいのか・・・
25歳を過ぎた頃から細胞の成長スピードが緩やかになって真皮成分(コラーゲン)や筋肉などの量が減り始めるため、お肌に関しては毛穴の開き・たるみ・小じわ・くすみなど目立ちはじめます。しみや乾燥も老化の一つです。
また、肌だけでなく内臓・筋肉・骨・毛細血管など全身の老化も始まり、内臓機能の低下、冷え性・肩こり・薄毛など病気を引き起こす原因となります。
よって、いつから?と言うことはなく若い頃から意識して全身のエイジングケアに取り組んで損はない!と考えます。
では、どんなことを始めればいいのか?どうしたらいいの?きれいなままでいたいよ!って思いますよね。
ここからアンチエイジングケアは日常生活からも取り組むことができるので、老化現象が起こる原因とちょこっと対策について紹介したいと思います。
ホルモンバランスの変化
若さを保つホルモンには、「成長ホルモン」と「甲状腺ホルモン」の2種類があり年齢が進むにつれて減少していきます。反対に、老化を促進させるホルモンで「副腎皮質ホルモン」と「甲状腺刺激ホルモン」の2種類がありこちらは増加していきます。この4つのホルモンの増減で加齢の症状が促進します。
酸化
酸化の原因は活性酸素!!
活性酸素とは、病原菌やストレス・紫外線・大気汚染などが体内に侵入すると活性酸素を作り、身を守る役割がありますが、過剰に作ってしまうと毒性が強いため体内の正常な細胞にまでダメージを与えてしまいます。これが、いわゆるしわ・たるみの原因となり老化現象を引き起こします。
<対策>
- 一年を通じての紫外線対策や禁煙。ストレスをためないこと。
- ポリフェノールやビタミンC・βカロテンなどを含む食べ物は抗酸化力を持っているので、積極的に取り入れること。
- エイジングケアアイテムとして、フラーレンやアスタキサンチン・リコピンなどの抗酸化作用のある成分を配合した化粧品を取りいれる。
当院で扱っている化粧品にも配合されたものがあります。
乾燥
保水機能の衰えが乾燥を招きます。
ターンオーバの周期が長くなり、皮脂分泌量が低下することで、角質層が蒸発しやすくなります。
<対策>
丁寧な保湿スキンケア
糖化
糖化とはパンケーキを焼いた時に茶色くなる「焦げ」のようなもので、メイラード反応とも呼ばれます。糖質とタンパク質が結びつき(AGE)劣化して分解されることなく体内に蓄積されると、皮膚が弾力性を失ってしまいしわができたり、皮下脂肪の重みに耐えられずたるみが出来てしまいます。また、血管や筋肉などヒトの大部分がタンパク質でできているので、同じく内臓も劣化していきます。
<対策>
- 揚げ物やフライなど人口甘味料やお菓子などは避け、動物性食品の取り過ぎに注意する。
- 血糖値を急激に上昇させないため、食事の順番に気を付ける。
- 偏った食事に気を付け、アルコールはターンオーバーに必要な栄養成分を消費がちなので呑みすぎに注意する。
睡眠不足
肌のターンオーバーの悪化や自律神経の乱れが身体に悪影響を与えます。
体の冷え
新陳代謝が悪くなることで身体の機能が低下してしまい、老廃物を溜めこんでしまいます。
<対策>
適度な運動を行いましょう。
いろいろ書いてきましたが、お肌のアンチエイジングケアについては当院でも治療・ケアを行っています。対策についても更に詳しくブログに書いてあります。参考にされて下さいね。
最後に1つ・・・
「アンチエイジング」と「エイジングケア」の言葉が化粧品などによく使われていますが、違いがあることを皆さん知っていましたか?
実は、薬機法(旧薬事法)によって言葉の使用が決められているそうです。\(◎o◎)/
「アンチエイジング」という言葉の使用が許されているのは、医薬品と医薬部外品の化粧品にのみなんだそうです。
そのため、一般的な化粧品の場合は〈年齢に応じたケア〉と言う意味の「エイジングケア」という言葉で使われているそうです。
参考になりましたか?